最初に決めること

バーコードは見た目が似ていても、入力できる文字、桁数、チェックデジット、読み取り側の運用が違います。選ぶときは「何を識別したいか」「数字だけか、英字や記号も必要か」「印刷面積に余裕があるか」「相手先のシステムがどの規格を受け付けるか」を先に確認します。特に商品を一般流通させるJANと、社内だけで使う管理番号用のCODE39は、同じ数字列でも意味が異なります。

形式桁数・文字主な用途チェックデジット本ツール対応
EAN-13(JAN)13桁の数字小売商品モジュラス10・自動計算/検証対応
EAN-88桁の数字小型商品の商品識別モジュラス10・自動計算/検証対応
CODE128ASCII128文字、A/B/Cサブセット物流、業務管理モジュラス103・必須、自動対応
CODE3943文字工業、物流、資産管理、医療任意、モジュラス43対応
NW-7数字と - $ : / . +、開始終了A〜D宅配伝票、図書館、血液バッグ、会員証任意、運用規約で決定対応
ITF-1414桁の数字物流・集合包装モジュラス10対応
QRコード数字/英数字/バイト/漢字、モデル2URL、案内、接続情報レベルL/M/Q/H。本ツールはM固定対応

小売商品ならJAN(EAN-13)

小売商品の識別には、取引先やPOSが指定する場合にEAN-13(日本ではJAN)を使います。13桁はGS1事業者コード、商品アイテムコード、チェックデジットで構成されます。日本の国コードは45または49ですが、先頭だけで正式な商品番号かどうかを判断することはできません。正式な付番にはGS1 Japanへの登録が関わります。小型商品でEAN-13を置けない場合はEAN-8が候補になりますが、こちらも取引先の受入仕様を確認します。作成操作はJANコード作成ページ、仕組みはJANコードの解説へ分けています。

物流段ボールならITF-14かCODE128

集合包装の識別では14桁のITF-14が候補です。物流用途ではベアラーバー付きで運用されることが多く、納品先の規格に合わせる必要があります。CODE128は英数字を高密度で表現でき、社内の出荷番号や棚番号など、数字以外を含む業務データに向きます。GS1-128を使う現場では、アプリケーション識別子など相手先の仕様が別途あるため、単にCODE128を生成すれば代用できるとは限りません。

社内資産や会員証ならCODE39・NW-7

社内資産管理では、棚番号や機器番号を人が読める形でも管理しやすいCODE39が使われることがあります。CODE39は43文字に限定され、同じ桁数ならCODE128より横幅が必要です。NW-7は数字と限られた記号に開始・終了文字を組み合わせる形式で、宅配伝票、図書館、血液バッグ、会員証など既存運用がある場所で採用されます。NW-7のチェックデジットは規格上必須とは限らず、運用規約を優先します。

URLや案内ならQRコード

Webページ、文章、連絡先、Wi-Fi接続文字列のように、数字以外の情報をカメラで読み取らせたい場合はQRコードが扱いやすい選択肢です。モデル2はバージョン1〜40で、21×21から177×177モジュールまでデータ量に応じて変化します。本ツールはQRの誤り訂正レベルをMに固定し、画面の倍率スライダーで描画サイズを調整します。印刷時は4モジュールのクワイエットゾーンを確保し、実際の端末でテストします。

一括作成での選び方

同じ種類のコードを複数作るなら、一括作成へコードを改行で貼り付け、コード種別を選んでから生成します。入力列はコード、表示名、価格、枚数です。形式に合わない行は行番号付きエラーとなり、他の行の結果は残ります。CODE39は入力時に小文字を大文字化し、NW-7は開始・終了がなければAを自動付与します。規格の選択に迷ったら、取引先の仕様を最優先にし、次に文字種、印刷面積、読み取り機で絞り込んでください。